古賀市の行政書類を多言語翻訳しました【地域貢献】
2025年4月15日更新日
2024年度後期、包括連携協先の古賀市からの依頼を受け、健康保険証としてのマイナンバーカード利用促進に関する案内チラシの多言語翻訳に学生が取り組みました。
古賀市の外国人登録者数は年々増加しており、行政情報をわかりやすく伝える工夫が求められています。この課題を解決するため、2021年度から連携して翻訳事業を行っています。
今回の言語は、英語・ベトナム語・ネパール語です。古賀市在住の日本人学生、ベトナム、ネパールの留学生が活動に協力してくれました。
活動では、次のような効果を得ることを狙いとしています。
・古賀市役所の職員の方々と、打ち合わせを兼ねて交流できる
・地域の特色や良さを知ることができる
・翻訳をする中で、日本の行政システムや生活のルールを学ぶことができる
・翻訳した文書が市役所等で活用され、近隣地域に住む外国人の方々の助けとなる
2024年10月末に市役所を訪問し、職員の方から説明を受けたうえで活動をスタートしました。
古賀市は食料品製造をはじめとする企業が多数あり、外国人技能実習生も多く働いています。また、個人業を営む外国人も多く、健康保険証のマイナンバー切り替えは大事な手続きになります。学生たちの力作である翻訳版は早速市役所で使用されています。
実際に参加した学生たちからは、「生まれた時からお世話になっている街に貢献をすることができてとても嬉しい」「完成した文書を市役所で使っていただけると聞いて、より一層力を入れ、時間をかけて取り組みました」「自分の語学力を試し、さらに向上させる良い機会となりました」「市役所での対応を経験し、マイナンバーや保険証など、日本の行政手続きについて学ぶことができました」など、前向きな感想をいただきました。