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2024年度 地域防災・医療・福祉人”財”育成プログラム(春日市との包括連携事業)を開催しました【地域貢献】

2024年10月29日更新日

本学の包括連携先である春日市(昇町保育所)と連携し、5回目となる、2024年度 地域連携教育プログラム「地域防災・医療・福祉人”財”育成」を開催しました。

今年度は「~「もしも」は「いつも」~」のテーマのもと、子どもたちが防災について楽しく体験し、「もしも」の時の不安を減らすことを目的に、幼児期に必要な防災力と自分のこととして考える災害の備えについて学びました。

 

9月3日に森谷ゼミの学生たちが昇町保育所に訪問し、4歳児を対象に安全・安心の「最初の第一歩(ファースト・ムーヴ)」を学ぶプレワークを実施しました。紙芝居やカードゲーム「防災ダッグ」を使って、実際に身体を動かし、声を出して遊びながら防災や日常の危険から身を守ることについて学びました。
子どもたちは絵を見てとっさにポーズをとったり、こんな時はどうしたらいいの?と質問したり、一生懸命に取り組んでいました。

【参考資料】

・「ぼうさいダック」(一般社団法人 日本損害保険協会SONPO)

 

第1回(9月12日)は、昇町保育所の子どもたちを大学に迎え、幼児教育従事者、地域一般の社会人の皆様にもご参加いただき、「防災ワークショップ」を実施しました。講師は人間関係学部子ども発達学科の森谷由美子先生と学科の学生たちです。

学生を主導に4つのグループに分かれて、テントを設営し防災グッズの確認をしました。初めて寝袋体験をしたり、笛や手袋などの防災グッズをどんな時に使用するのかを考えたりしました。「もしも」の際に慌てるのではなく、普段から備えて「いつも」通りに行動することの大切さを感じてくれたのか、子どもや先生から「帰宅したらおうちの人に防災グッズがあるか聞いてみよう」との声もあがっていました。

参加された社会人の皆様からも、活動を通して、地域でできる子どもたちの防災教育や普段の備えについて学べることが多くあったとの感想をいただきました。

当日はKBC、FBS、ケーブルステーション福岡の3つの報道機関から取材がありました。放送の様子は以下よりご欄いただけます。

≪FBS≫ 【放送日】2024年9月 12日(木)15:45~ 16:00 【放送局】FBS 福岡放送 【番組名】めんたいワイド 

≪KBC≫ 【放送日】2024年9月 12日(木 )14:15~  【放送局】KBC 九州朝日放送 【番組名】Wish + / シリタカ!

 

第2回(10月19日)はNPO法人九州キリスト災害支援センター 本部長の市來雅伸氏をお招きし、社会人の皆様を対象に、「もしも」に備えて「いつも」必要となる災害の備えについてご講演いただきました。

市來先生は、現在も能登半島地震の現場に出向き、ワークリーダー・コーディネーターとして支援活動をされています。講演では、災害の現状を踏まえ、必要な復旧作業、平時の備え(「72時間の壁*」に備えた非難グッズの準備、防災体験をすることの大切さ)について、とても分かりやすく解説いただきました。

災害はいつ起きても不思議ではありません。現状を知ることで、被災したときに自分が取るべき行動はもちろん、頼れることは誰かに頼むことが大事であり、その発信方法も考えることができます。また被災後に起こりうる関連死などを防ぐためにも、平時から備えることがいかに重要かを学びました。特に印象に残った言葉の中に、「地域力」がありました。普段から自治体、学校、地域などが連携を取れていることで、「もしも」のときにお互いに助け合える大切さを知り、大学としてもさらに地域連携を深めていく必要があると考えさせられました。

他に、非常食体験として、「マジックライス」をお水とお湯の2パターンつくり、パンの缶詰とあわせて試食も行いました。初めて非常食を口にした方も多く、思った以上の美味しさに驚くとともに、体験したからこそ、備えの行動につながることを実感させられました。

*「72時間の壁」…災害発生から1,2日は救護活動優先となるため、3日間は自助・共助で過ごす必要がある。

受講者の声

「非常食を初めて食べた。水で戻したご飯が自分の口に合うことを知ることが出来ていい機会となった。」

「被災者となった時と支援側となった時と自分の中で想定できた事は良い学びだったと思います。」

「報道で流れてくる情報ではない、現地のありのままの姿に触れることができました。今、自分ができることと、大切な家族とともにやること。意識が保てるような行動につなげたいと感じました。」

 

今回のプログラムをぜひ日常で取り入れていただき、「もしも」を「いつも」につなげて日常生活と防災対策の連続性が生まれることを願っています。


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