理学療法士とは、身体に障がいがある人の基本的動作能力の回復を促し、日常生活動作における制限を最小化することです。
理学療法学科では、病院での医療スタッフといった、数多くの現場経験者の教員をそろえ、常に現場をシミュレーションした教育を行うことで、患者さんとのコミュニケーション力、問題解決力などを身につける「臨床マインド」を重視しています。また、OSCE(オスキー)と呼ばれる学内試験を実施しており、現場で必要な知識・技能・対話力が備わっていることを確認しています。さらに、本学では最新の超小型エコーであるVscan Airを20台完備し、新しいテクノロジーを応用した学びに対応しています。
実習先は大阪府を中心とした関西圏に計326施設あります。特に相互連携協定を締結している医療法人錦秀会の研修センター内には「森ノ宮医療大学臨学共同参画センター」を設置し、実習担当者と一緒に本学の教員も直接指導を行う新たな実習体制を確立しています。
また、作業療法学科・言語聴覚学科を有する本学では、3学科の連携により、リハビリテーション全体を大きな視点で捉えて学ぶ環境が整っています。
【理学療法学科】WEBキャンパスツアー動画
【理学療法学科】授業潜入レポート
ここがポイント
●学科の枠を超えて学ぶ“チーム医療”
複数の医療系学科がそろう本学では、医療系総合大学だからこそできる、多学科の学生とともに“チーム医療”を学び合う環境が整っています。「チーム医療見学実習」や、多学科合同で「ケースカンファレンス(症例検討会)」を行う「IPW論」の科目を設置し、チーム医療を学びます。これにより、チーム医療全体の中で、理学療法士の役割を確認できるだけでなく、多職種を理解した人材を養成します。
●総合リハビリテーション学部3学科で連携したカリキュラム
理学療法学科・作業療法学科・言語聴覚学科の3学科合同で実施する「総合リハビリテーションIPW演習」は、3学科混成でグループを作り、リハビリテーションにおける各医療職の役割や専門性を理解し、症例(病気やケガの例)を通じて患者に適切なリハビリテーションの提供方法を検討・討論します。
就職・進路
●安心の就職サポート
本学では、さまざまなサポート体制と個別面談による就職指導を行っています。
就職支援の基本方針は、それぞれの学生の個性と就職志望先に即した就職指導、それに基づく医療系の施設・機関の就職先開拓、および就職斡旋です。
学生には、専門技術とともに社会人に必要な知識を教育することで、現代社会に対応できる「医療者」としての資質を養成。
卒業後は円滑にキャリアをスタートさせ、医療業界をはじめ、さまざまな分野で力を発揮できるよう、多面的で持続可能な支援体制を整えています。
【過去3年間の主な就職実績】(2022年~2024年3月卒業生)
愛仁会リハビリテーション病院、八尾リハビリテーション病院、大阪労災病院、森之宮病院、加納総合病院、医誠会国際総合病院、大阪整形外科病院、千里中央病院、阪奈中央病院、淀川キリスト教病院、高槻病院、富永病院、尼崎だいもつ病院、芦屋整形外科スポーツクリニック、永野整形外科クリニック ほか
学べる学問
目標とする資格
●100%達成の快挙!高い合格率を誇る国家試験結果
国家試験に必要な学力はもちろん、医療者としての豊かな力を育成するために1年次から実践的な内容を取り入れ、総合力を養成していきます。
また、自分の学力を客観的に把握するために模擬試験なども実施。試験結果の分析から個人面談や対策講座を行い、学修支援センターと協力して一人ひとりの目標や学修進度に応じたサポートを行っています。
そのため2024年3月卒業生の結果だけでなく、過去5年間にわたっても全国平均を大きく上回る結果を残しています。また、2018年度・2019年度も合格率100%を達成しています。
・理学療法士〈国〉2024年3月卒業生 国家試験合格率 100%(受験者58名、合格者58名)※全国平均89.3%
・理学療法士〈国〉過去5年間の平均合格率 98.7%(受験者309名、合格者305名)※全国平均84.4%