石田 拓真
発酵食品から地球環境までさまざまな場面で活躍する微生物の力を探求したい
高校の授業で生物学に興味を持ち、生物学科を選択しました。大学では自分の好きな分野を思う存分学ぶことができ、さらにより深く研究したいと思えるテーマを見つけることもできました。普通に暮らしていたら、なかなか知ることができない分野について学ぶ機会が得られたことが良かったと思います。中学・高校の理科の教員免許が取れることや、最新の実験器具や装置が整っていることも大きな魅力でした。
今一番興味があるのは、微生物が生産する資源についてです。例えば、発酵食品は微生物の力によって作られています。また、再生可能エネルギーであるバイオエネルギーや、海洋汚染の原因のひとつであるマイクロプラスチックの除去にも微生物が役立つと言われています。身近な商品から地球環境まで、さまざまなところで活躍している微生物の力を解明し、産業的な利用について研究することが目標です。生物学は数学や物理に比べてまだまだ未知の部分が多い応用的な分野であり、その研究に携わることで、多くの発見があるのではないかと思います。卒業後は大学院へ進学し、微生物の新たな可能性にチャレンジしたいですね。
5/22更新
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