東北学院大学の学部・学科一覧
文学部
「英米文学」「英語学」の2つの分野から英語についての理解を深めることができます。英米文学では、英米の文学について、時代・ジャンル(小説・演劇・詩)を問わず広く学び、文学から人間・社会・文化の有り様を考察していきます。英語学では、英語の音声、文法、意味、歴史の研究を通して、言語の一般的特性を解明します。言語を人間の心の認知システムの一つとして科学的にとらえる学問分野であり、「ことば」と「脳」から人間を理解していきます。
「思想・哲学」「文化・芸術」「宗教・神学」の3つの分野から学びを深めます。思想・哲学では、古代中世から近現代まで、洋の東西を問わず幅広く思想・哲学・文学の書物を取り上げ、テキストとの対話を通じてよりよく生きることを探究します。また、環境・生命・平和など現代の倫理的問題についても学びます。文化・芸術では、ギリシア・ローマ時代以来のキリスト教文化を中心に、多様な文化・芸術について学びます。美術、音楽、文学作品などの諸芸術の専門的な鑑賞や解釈方法を習得し、文化や芸術への理解を深めることを目指します。宗教・神学では、西洋世界の基盤となっている旧約、新約聖書の神学思想やキリスト教の歴史を深く学ぶことができます。また仏教やイスラム教などについても知識が深められ、宗教の観点から世界を眺める方法を学びます。
「日本史」「アジア史」「ヨーロッパ史」「考古学」「民俗学」の5つの分野から広い歴史知識と歴史的な考え方を身に付け、現代社会を広く、深く理解するとともに、地域の問題を広い視野から考える実践的な能力を養うことを目指します。また、大学博物館が併設され、収蔵する古文書などを教材として使用することができ、その成果を博物館で展示できることは、本学科の大きな特徴の一つです。学芸員資格の取得をめざす学生は、展示のレイアウトやパネル作りで存分に活躍しています。
「教育学」「児童教育」「英語教育」「異文化理解教育」「教育実践」など、幅広く教育に関わる学問について学ぶことができます。特に英語教育については充実したカリキュラムが用意されており、小学校の教員免許だけでなく、中学校および高等学校の英語の教員免許を取得することができます。2020年4月より、小学校では3年生から外国語活動が始まり、5・6年生は英語を教科として学んでいます。人の学びと人間的成長を支えるための幅広い専門的知識、そして教師として社会に貢献するための実践的指導力を育てます。
経済学部
「理論コース」「産業・政策コース」「社会経済コース」の3つの分野から経済学について学びを深めることができます。理論コースでは、経済成長論、開発経済学、金融論、ゲーム理論、行動経済学などの経済学の理論を学びます。産業・政策コースでは、国や自治体の現状、経済政策に関する知識、および雇用、環境、都市など我々の生活を取り巻く実態を学びます。社会経済コースでは、経済現象を時間的・空間的な広がりの中に位置付けて、現代経済の諸相を学びます。
経営学部
「マネジメント」「マーケティング」「会計・ファイナンス」という企業経営を体系的に理解するための3つの専門分野を整えています。マネジメントでは、社会や経営環境の変化を読み取りながら自社の強みを活かした経営戦略を立案するとともに、それら戦略を実行するための経営組織を設計する能力を養います。マーケティングでは、消費者のニーズ、ウォンツ、行動をデータに基づき分析し、お客様に満足してもらえる商品やサービスを考える力を身に付けます。会計・ファイナンスでは、簿記・会計の専門知識を活かして企業の財務的成果を評価するなど、企業活動を数的にとらえる力を身に付けます。
法学部
「政策・行政コース」「企業法務コース」「法律専門職コース」の3つのコースから法律について学びを深めることができます。政策行政コースは主として公務員、団体職員などになることをめざす人のためのコースです。企業法務コースは、主として企業で活躍することをめざす人のためのコースです。法律専門職コースは、法律を専門とする職業に就くことをめざす人のためのコースです。
工学部
「スマートデザインプラン」「グリーンエナジーシステムプラン」「バイオロボティクスプラン」「メカノエンジニアリングプラン」の4つの学習プランを勧めています。機械工学を学び、理解し、創造する力を培い、モノづくりを通して社会の問題を解決する国際的に活躍するエンジニアを養成します。
「電力・制御系」「情報・通信系」「電子・材料系」の3つの専門分野から選択します。電力・制御、情報・通信、電子・材料といった電気系を網羅した基礎技術を体系的に学び、マルチな電気技術者をめざします。
「環境土木コース」「建築コース」の2つのコースから選択します。環境土木コースの環境分野では、環境問題を解決するための基礎知識と環境保全技術を、土木分野では、ダム、橋梁、トンネル、道路などの社会基盤施設について、基礎調査~計画~設計~見積~施工という一連のプロセスおよび施工結果のフィードバックによるより良い構造物の構築に必要な知識を総合的に身に付けます。建築コースでは、さまざまな建築ニーズに対応できる多角的な学習カリキュラムを組んで、学生個々人がめざす専門性を高めていきます。
地域総合学部
自然・産業・教育・福祉など多様な要素から成り立つ地域を学び、多角的な視点から地域の課題にアプローチする能力と、地域という現場で地域住民の視点から物事を考える基本姿勢を養います。フィールドワークにも力を入れています。
「公共私の連携」(=行政・住民・事業体が協働する地域づくり)という考え方のもと、経済学、経営学、財政学、政治学、社会福祉学、社会学、文化人類学といった幅広い専門分野からなるカリキュラムを用意しています。学外に出て、地域課題について現場の人々から学ぶ実習科目も充実しているので、地方公務員をめざす人にもおすすめです。
情報学部
「情報科学」「数理科学」「社会科学」の3つの専門分野を設けています。データサイエンスというと「理系の学び」という印象を持たれがちです。しかし、これからの時代、データを扱うスキルは文系・理系に関わらず、現代社会を生きる全ての人が身に付けるべき「新たな教養」であると考えられています。データサイエンスには、データを分析するための情報処理力や基礎的な数学力が必要です。また、分析した結果から新たな価値を創出し、社会に還元すべく展開する力も必要です。本学科での学修により、データサイエンスにおける「分析力」と「展開力」をバランスよく身に付けていただきたいと考えています。
人間科学部
「心理学」「スポーツ学」「社会学」の3つの専門分野を設けています。人間の心と行動を複数の視点から捉えつつ、確かな証拠にもとづいて科学的に分析する技法と思考力を身につけます。
国際学部
「言語と多文化共生」「東アジア研究」「グローバルスタディーズ」の3つの専門分野を設けています。世界を形作る言語・文化・歴史・社会の仕組みなどを学び、世界が直面する課題に広い視野で立ち向かえる国際人を養成します。