科学的根拠と確かな技術を重視する西洋医学をベースに、自然治癒力を高めることを重視する東洋医学、さらにはアロマセラピーなど補完代替療法を取り入れたカリキュラムにより、人に優しく全人的なケアができる看護職者を育成します。また看護師のほか、3年次からのコース選択により、保健師または助産師を目指すことも可能です。
医療・看護研究分野の第一線で活躍する経験豊富な教員を多く配置し、解りやすくきめ細やかな少人数教育で高い専門性、豊かな人間性、科学的思考力を養います。
ここがポイント
1)附属病院を活用した臨地実習
キャンパス内に併設する附属病院では、1年次の早期から「アーリーエクスポージャー(早期臨床体験学習)」を実施し、施設見学や病院内での看護師の役割などを学びます。医療人としての自覚を高め、学修意欲の向上につなげています。また、3年次からは附属病院に加え、近隣の医療機関や福祉施設において、患者さんやその家族との信頼関係を築き、多様な医療ニーズに対応できる実践力を養います。
2)患者さん一人ひとりに応じた包括的なケアを実践できる看護学教育
医療の専門職として看護職に求められる感性豊かな人間性と幅広い教養、深い洞察力と倫理観を学びます。一般教養を学ぶ「教養系科目」と「専門科目」に分け、看護学の知識や技術を修得します。また、看護学の中に東洋医学の理念・知識・実践を学ぶことによって、看護実践の幅を広げ、患者さん一人ひとりに応じた包括的ケアが実践できる看護教育を行います。
学費について
初年度納入金188万円(編入学の場合180万円)入学金20万円を含む(編入学の場合15万円)
入学手続時に教育振興会費50,000円が必要なほか、教科書等については別途費用がかかります。
就職・進路
■医療・保健・福祉・教育など活躍の場は多彩
看護師は病院や診療所のほか、高齢化に伴い訪問看護ステーションや老人保健施設での需要も高まっています。また、保健師は、生活習慣病の増加などから予防医療に注目が集まり、保健センターや保健所はもちろん、学校の生徒・教職員や企業で働く方の健康を管理する学校保健師や産業保健師として働くこともできます。助産師は看護系の資格で唯⼀開業権があるため、開業をめざすことも可能。そのほか、将来、看護教育をめざし大学院へ進学する方もいます。
【就職実績(2024年3月卒業生実績)】
京都大学医学部附属病院、京都市立病院機構、京都第⼀赤十字病院、京都医療センター、三菱京都病院、綾部市立病院、福知山市民病院、宇治徳洲会病院、大阪公立大学医学部附属病院、大阪国際がんセンター、大津赤十字病院、神戸労災病院、市立奈良病院、和歌山県立医科大学附属病院、名古屋市立病院、国立成育医療研究センター、京都府庁ほか
学べる学問
取得可能な資格
■看護師国家試験受験資格
■保健師国家試験受験資格(履修定員は15名、学内選抜あり)
■助産師国家試験受験資格(履修定員は4名、学内選抜あり)
■養護教諭二種免許(保健師の免許取得後申請により取得可、条件あり)
■第一種衛生管理者免許(保健師の免許取得後申請により取得可)
■アロマセラピスト認定資格
看護師のほか、3年次からのコース選択により、保健師または助産師も目指せます。