救急救命士は、医療機関までの搬送中や医療機関内の救急外来、初療室などで傷病者に対して救急処置を行う医療従事者で、医師の指示の下、高度な救急処置を行います。本学科では、救急現場に必要な高度な医学知識と救命技術を総合的に学び、即戦力となる救急救命士を育成します。また、学内に附属病院を併設しているため、医療の最前線で医療人としての豊かな人間性を培い、チーム医療を実践的に学ぶことができます。国家試験に加え、消防官や警察官を見据えた公務員試験対策でダブル合格を目指します。
ここがポイント
1)附属病院でチーム医療を実践的に学ぶ
キャンパス内に併設する附属病院において、さまざまなスキルを持つメディカルスタッフ(医療専門職)が連携・協働して、患者さんにアプローチするチーム医療を学びます。また、医療現場で実際の患者さんに接しながら、病状について医師やメディカルスタッフの指導を受けることにより、観察力と判断能力を養い、医療人としての豊かな人間性を育みます。
2)あらゆる救急現場を想定した実習プログラム
救命救急センターや消防機関などの協力を得て実施する臨地実習をはじめ、海・河川・雪山でのレスキューを学ぶ学外実習など、あらゆる救急現場を想定した実習プログラムにより、高い判断力と実践力を備えた救急救命士を育成します。また、キャンパス内に設置された都市型救助訓練専用の施設を活用して、多様な状況下で主体的に行動する力を養い、救急救命処置が実践できるようにトレーニングを行います。
3)救急救命活動に必要なトレーニング法を学ぶ
過酷な現場で救助活動を行うために、体力は重要な要素です。基礎体力や運動能力を高めるためのトレーニング法をスポーツの観点から論理的に学びます。また、これらの知識を活かし、運動指導ができる健康運動実践指導者やスポーツプログラマーなどの資格取得も可能です。
学費について
初年度納入金163万円入学金20万円を含む
入学手続時に教育振興会費50,000円が必要なほか、教科書等については別途費用がかかります。
就職・進路
■消防機関や警察機関などで活躍
救急救命士は消防機関や警察機関、自衛隊などが主な活躍の場となります。2021年の法改正により、医師の指示の下、病院内での処置が可能となり、病院での需要が高まっています。また、近年は女性の活躍も期待されるなど注目度の高い医療職のひとつです。
本学では、救急救命士国家試験に加え、公務員試験で高い合格率を誇る予備校と連携した公務員試験対策コザを開講し、W合格に向け、万全の体制でバックアップします。
【就職実績(2024年3月卒業生実績)】
東京消防庁、横浜市消防局、京都市消防局、宇治市消防本部、城陽市消防本部、福知山消防本部、高槻市消防本部、茨木市消防本部、芦屋市消防本部、姫路市消防本部、奈良県広域消防組合、旭川市消防本部、磐田市消防本部、岡崎市消防本部、福井市消防局、三重県警察本部、兵庫県警察本部、兵庫県警察本部、吹田徳洲会病院、西宮病院、川西市立総合医療センター、神奈川県庁、鳴門市役所ほか
学べる学問
取得可能な資格
■救急救命士国家試験受験資格
所定の単位取得により、将来の活躍の場を広げる下記資格の受験資格等が取得できます。