障がいや虐待、いじめ、貧困など、乳幼児期から児童期の子どもの抱える問題はさまざまです。また、標準といった言葉でくくられる子どもたちにも、個別の生活課題やダメージがあり、さまざまな社会的サポートが必要とされています。保・幼・小の3つの資格・免許の取得を目指す子ども臨床コースでは、保育学や心理学、社会福祉学、教育学といった多様な視点から、子どもと社会のしくみ、現場における援助法などについて総合的に学びます。これらの学びに加え実習などの現場体験を通して、子どもの発達と学びの連続性を理解した専門職としての力量を培っていきます。子どもたちと一緒になってどろんこまみれになったり、遊びを考えて創り出してみたり、子どもたちが楽しいと思えることをいっぱい知っている多くの引き出しをもった保育者に、子ども臨床コースの仲間やスタッフと共に育っていきましょう。
ここがポイント
◆保育実習
保育実習は、大学での講義や演習の中で学んだ理論や技術を、総合的に理解し関連付けながら「子ども」や「障がい児・者」に直接関わることを通して「保育」や「養護」・「療育」を実践的に学ぶ場です。実習生といっても外部の人から見れば園の職員の一人ですから、社会人に必要なマナーも含め、保育者としての基本的な資質や保育技能を身につけて臨む必要があります。明星大学では、子ども臨床コースの教員が協同で学生の文章力や保育技術力向上のための指導を担うなど、そのための実習事前指導が充実しています。また、実習に行く前に、数ヵ所に分かれて教員と共に福祉施設や保育所の見学を行い、環境構成や援助のあり方について学習する機会があるのも明星大学の特徴といえます。
学べる学問
取得可能な資格
● 保育士資格● 幼稚園教諭1種免許状子ども臨床コース● 小学校教諭1種免許状(※)● 学校図書館司書教諭
※時間割編成上、4年間で履修できない科目が生じることがあります。 この場合は教育学部に併設されている通信教育課程でその科目を履修することができます。