石坂 健治
学部長/教授/映画祭ディレクター
学部長/教授/映画祭ディレクター
映画の流通は、「つくる人」から「みる人」に届けられてはじめて完結しますが、その橋渡しを受け持つ「みせる人」の存在も重要です。配給、宣伝、上映といった場に携わる仲介者によって、「作品」であると同時に「商品」の側面も有する映画が観客の前に姿をあらわすのです。私は皆さんに、つくる(制作)─みせる(仲介)─みる(鑑賞)のプロセスを丸ごと伝授したいと思います。20世紀を代表するもののランキングを作るなら、「映画」は「飛行機」や「オリンピック」とともに上位にランクされるでしょう。これらはみな、遠く隔たった世界各地がひとつにつながることを示しました。皆さんもぜひ日本映画大学で世界とつながってください。