2019年3月
小学校教員
東京都公立小学校
小学校教員として働く
勉強することや人に教えることが好きだったため、教員を目指そうと思いました。小学校を選んだのは、生徒とより長い時間を過ごすことができ、深い関係を築くことができると思ったからです。千葉県の出身ですが、進路を考える中で、幅広い選択肢があることに気づき、東京都の小学校も検討してみようと思いました。東京都教育委員会が主催する「東京教師養成塾」の選抜に合格し、そこで子どもとの関わり方や授業づくりなどへの理解、学級担任としての自覚などを身につけました。
1年目の教員が学ぶ教育書を使って、教育実習の準備を行ったことが、特に印象に残っています。教科を教えるだけでなく、生徒が学びやすい環境を作ることも大切であるということを教えられました。例えば、教室に花を一つ飾るだけでも教室の雰囲気が明るくなること、安全面に配慮して物の配置などを考えること、掲示物をどこに貼ったらよいか考えることなど、教室の環境を整えるために気を付けておくべことがたくさんあります。
また、千葉県・千葉市の教育委員会が主催する「ちば!教職たまごプロジェクト」(たまプロ)に参加したことも貴重な経験になりました。たまプロでは、1年生から6年生まで、すべての学年の生徒と関わることができ、学年に応じた接し方の違いなどを学ぶことができました。クラブ・サークル活動の一環として、教育ボランティアサークルIrisで、地元の小学生や保護者を対象に、様々なイベントを開催したこともよい思い出です。
これから入学を考えている皆さんには、一緒に学ぶ仲間や先生たちを大切にすること、感謝の気持ちを忘れずにいることを伝えたいと思います。在学中に多くの人と関わり、助けられることがあると思います。そのことを忘れず、「ありがとう」と伝えられるよう意識しながら、学んで欲しいです。