社会専修
私たちが生活する社会の成り立ちと仕組みについて基礎知識を身に付け、多角的な視点から事象を捉え、考察する力を養います。社会のあり方は実に多様で、答えが1つであるとは限りません。社会的事象には立場や見方によって異なる側面があることを理解し、自自身の考え方を持ちながらも、児童、生徒などの様々な価値観を尊重できる地理・歴史・公民科目を専門とする教育者を育てます。さらに本専修では、社会という専門分野の導力だけではなく、学生が将来、主体的に考え行動し、広く社会で活躍できる力の獲得を目指しています。
ここがポイント
社会は、児童、生徒が未来を生き抜く力を養う。
高校時代まで、みなさんは歴史、地理、公民など、便宜上、各分野ごとに社会を学んできたことと思います。しかし社会は本来、分野や科目に分けられるものではなく、人間社会全体をカバーする学問です。それぞれの分野や科目は密接に結びついていますから、常に人間社会の全体像を念頭におきながら各分野を学んで欲しいと思います。また単に教科書をなぞり、年号や単語を教えることに意味はありません。ある事象や概念について教える時、その事象或いはその概念の形成に至った過去や背景を子どもに考えさせることが、社会の教員に必要な資質だと思います。そうやって、物事が生じるパターンや文脈を自らの力で考えることで、子どもは人間やそのまとまりとしての社会の本質を見抜く力を身に付けていきます。それはやがて、社会に存在する問題や課題に対処する技量、子どもが社会を生き抜く力へとつながっていきます。社会という教科を通じて、これらの力を育ませることの出来る教員になることを期待しています。