運動・スポーツは、〈する、みる、支える、知る〉などの多様な関わり方があり、障がいの有無や年齢、性別、国籍などを問わない共生社会を実現するためのユニバーサル・コンテンツとしての期待が高まっています。体育専修では、体育学に関する専門領域(8領域)、実技(12種)について最新の理論及び指導法を学びます。同時に、個性豊かな子どもたちが、多様な運動・スポーツに挑戦し、“できる喜び”を味わい、生涯にわたって積極的に運動・スポーツに親しむ資質・能力を育む力も身に付けます。小学校・中学校・高等学校(保健体育)の免許状を取得し、各校種で活躍する教員を養成します。
ここがポイント
挑戦してできるようになった時、満面の笑顔を見せてくれます。
体育の授業で児童・生徒を指導する場合、発達に応じた身体活動を教えなければなりません。ーバーワークはケガにつながります。活動量が足りないと、次への成長につながりませんそれぞれの力を見抜く観察力が必要です。その上で、いかに体を使うべきかコツを教え、パフォーマンスを発揮できるよう具体的に教えることが大切です。また体育は〈できる・でない〉の二極化が進んでいます。できる児童・生徒が評価される風潮がありますが、教員は“できる子”ではなく“挑戦する子をほめるべきです。挑戦はやがて自立につながります。挑戦した結果、できるようになった時、児童・生徒は満面の笑顔を見せてくれます。れは教員にとって、何よりの喜びです。その風景に何度でも出会えるよう、日々の学びの中で観察力、具体的に指導できる能力、挑戦をほめる力を養ってください。そして安心・安全な授業をベースに、体育は楽しいものであることを伝えるために、本専修でまずは自自身、体育の楽しさを理解しましょう。