岐阜聖徳学園大学の学部・学科一覧
幼児から高校生まで幅広い世代を育む、専門性を有した教員を養成する
国語専修では、将来、小学校・中学校・高等学校の教員になることを目指して、日本語の語・文法等の体系や変化を解き明かす国語学、上代から現代に至る国文学、日本の言語文化の底流にある漢文学、言語活動を重視した国語科教育法の各分野を幅広く学びます。さら、学生自身の関心領域を専門的に掘り下げながら、文学の魅力を味わい、現代社会における言葉の役割や言葉と人間形成との関わりを考えていきます。国語教育の実践現場で指導力に加え、日本語・日本文化についての深い理解と関心を持ち、国語で正確に理解、豊かに表現・伝達する能力、言語感覚を備えた人材の育成を目指しています
国語教育の実践的指導力にとどまらず、豊かな表現力、言語感覚も身に付ける。
私たちが生活する社会の成り立ちと仕組みについて基礎知識を身に付け、多角的な視点から事象を捉え、考察する力を養います。社会のあり方は実に多様で、答えが1つであるとは限りません。社会的事象には立場や見方によって異なる側面があることを理解し、自自身の考え方を持ちながらも、児童、生徒などの様々な価値観を尊重できる地理・歴史・公民科目を専門とする教育者を育てます。さらに本専修では、社会という専門分野の導力だけではなく、学生が将来、主体的に考え行動し、広く社会で活躍できる力の獲得を目指しています。
1つの正解ではなく、社会の多様性を、児童・生徒に伝えられる力を養う。
小学校・中学校・高等学校の教員として算数・数学の教育を実践する力を養うため、数学と教育法について十分に学べるカリキュラムを組んでいます。具体的には、算数・数学の教内容の基礎(初等算数、代数学、幾何学、解析学、コンピュータ、確率統計)及び算数・数学の教育法(教科教育法初等/中等)を学習します。そこで得た力は、児童、生徒にとって、将来社会で必要となる数学的論理力などを獲得する上で、支えとなるものです。また、本専修での学びに基づいて、教員になってからも自己研鑽を続け、数学的思考や教育法を活かせる社会人になってもらうことも意義があると考えています。
文理問わず求められる数学の力。その力の獲得を支援できる教員を育てる。
理科専修では、物理・化学・生物・地学を専門とする4名の教員が、大学レベルの専門教育担当し、理科教育を専門とする2名の教員が、指導法や指導理論、教材論などを担当しています。小・中・高の学校現場を経験している教員が多く、理論だけでなく、授業の設計や指導技術など細かなところまで学べることが本専修の強みの一つです。近年学校現場では、教授型の授業から子どもの学びを支援するファシリテータ型の授業へと、新しい授業観に基づく授業が求められています。時代の変化に応じて、新たな授業スタイルや教育方法などを自らが取り入れ,成長し続けられる教員を輩出したいと考えています。
自然や化学への興味・関心を刺激し、生徒たちの力を引き出せる教員へ。
音楽専修では、音楽の専門性を高めると共に、音楽指導者としての基礎知識、技術、指導法を学びます。声楽、ピアノ、管打楽器などの演奏実践や作曲、指揮に必要な基礎知識、技術を各専門教員のもとで学びながら、豊かな表現力を身に付けます。ただ演奏するだけでなく、作曲家が作品に込めた想いを読み取り、鑑賞する力・表現する力を磨く過程で、他者理解・自己表現を深めます。4年次には4年間の集大成として、学外のホールでの卒業研究発表会を開催するなど、多くの演奏・舞台経験を積み、教育を始め幅広い音楽シーンで活躍できる人材の育成を目指します。
指導者、演奏者として、音楽を多角的に学び、あらゆるシーンで活躍できる人材を育成。
運動・スポーツは、〈する、みる、支える、知る〉などの多様な関わり方があり、障がいの有無や年齢、性別、国籍などを問わない共生社会を実現するためのユニバーサル・コンテンツとしての期待が高まっています。体育専修では、体育学に関する専門領域(8領域)、実技(12種)について最新の理論及び指導法を学びます。同時に、個性豊かな子どもたちが、多様な運動・スポーツに挑戦し、“できる喜び”を味わい、生涯にわたって積極的に運動・スポーツに親しむ資質・能力を育む力も身に付けます。小学校・中学校・高等学校(保健体育)の免許状を取得し、各校種で活躍する教員を養成します。
「またやりたい!」と思える授業を実践できる力を養成する。
小学校教諭、中・高等学校の英語教諭を目指し、自身の英語運用能力を高めながら、英語学、第二言語習得論、英語教育学などの専門的な知識を身に付け、効果的な授業ができるよう英語教育法を学びます。学校現場からの要請〈学校のカリキュラムでは教科の学習が大きな学びの機会になっているため、教員に高い英語力が不可欠であること〉〈授業が児童・生徒にとって学びやすいものとなるよう「技」「術」が求められていること〉〈教員として児童・生徒と一緒になって学校生活を送れるよう専門的に知識や力量を備えること〉などを念頭に置き、分かりやすく教えられる実践的な指導力の獲得を目指します。
自分自身の英語運用力を高め、分かりやすい授業ができる指導力を獲得する。
哲学者ロバート・フルガムは自著において「人生に必要な知識はすべて幼稚園の砂場で学と語っているように、子どもの発達において、一見すると遊んでばかりにみえる幼期こそ、その後の人生の礎を築く最も大切な時期だと言えます。本専修では、少人数よる講義や演習、実習を通じて、さまざまな知見に触れ、経験を積み重ねながら教育や保育を多面的に捉え、〈真〉と〈新〉が織りなす保育実践力の獲得を促します。ま本専修には、本学看護学部との合同演習があり、多職種連携の基礎を学べることも大きな特徴の一つです。
子どもの発達段階と時代の変化に対応できる〈真〉と〈新〉を兼ね備えた保育者を育てる。
特別支援教育専修では、特別支援学校及び小中学校等において、特別支援教育に携わる教員を養成します。現在、すべての学校種において特別支援教育が推進される中、一人ひりの子どもが抱える困難さを深く理解し、必要な指導支援を計画、実践できる人材が求られています。そこで本専修では、障がいのある子どもの療育・教育に対する知識と実践力を養い、ボランティアやインターンシップを通して、実際に障がいや疾患のある子も、そのご家族と関わっていきます。また4年次には、本学看護学部と合同で、医療的ケアを切り口に、多職種連携のあり方を学ぶ機会も設けています。
一人ひとりが抱える困難を理解し、子どもが実力を発揮できる支援を実践する。
学校心理専修では、教員になるための学習と心理学の学習を並行して進めます。また、科目を教える専門性の獲得とともに、教育の前提となる人間についての理解を深めます。そして、児童・生徒一人ひとりの特徴を把握し、児童・生徒が抱える課題に適切に関わる教員を目指します。心理学の研究方法やデータの分析方法を修得することは、課題を発見し、エビデンスに基づいて解決を進める能力へとつながります。心理学は、相手の心情に寄り添い、周囲とも協力し、誤解を招かない十分なコミュニケーションを図りながら問題の解決を目指す道しるべのひとつ。この力は、教育現場に限らず、社会人としても大いに役立つはずです。
人間についての理解を深め、生徒の課題に適切に関わることができる教育者を目指す。
AIとは異なる人間の魅力を探求し、社会課題に貢献できる人材を養成します。
英米文学、英米文化、時事問題研究をとおして、世界の文化と多様性を学びます。また「英語スキル教育(TOEIC)」や「ALL English授業」などによって英語の活用能力を磨きます。
業種分野を問わず、AIの最先端技術を社会で実装する中で欠かせないのが、コミュニケーションの理解です。そのために役立つ学問が言語学や文学、メディア学、地域研究など人文学的な領域です。英語英米文化専攻では実用的英語運用能力を磨きながら、人間のコミュニケーションを深く理解し、生涯役立つ専門性を身につけます。英語運用能力は基礎から応用までレベル別少人数クラスで、どのレベルからも無理なく段階的に力を伸ばしていきます。All Englishクラスを選択すれば、英語だけを使い、日本にいながら海外と同じ環境で学びに没頭できます。発音やディスカッションなど実用性に磨きをかける一方、人文学的な領域を深め、多様な舞台でコミュニケーションを実践できる力を育てます。
幅広い業界で活かせる英語の力
日本語、日本文化、日本文学、知っているつもりでも、実はよく知らない「あたりまえ」を追究すると、新しい世界が見えてきます。日本を深掘りし、グローバルを考えていきます。
人間には、AIには真似できない感性や視点があります。人々は、地域の風土のなかで五感を研ぎ澄ましながら、多様な芸術・文学・ことば(方言)を生み出してきました。日本もその例外ではありません。実は、これらのとなって立ち現れた文化の背後には、長い歴史のなかで育まれた、普段私たちが意識することのない「見えない文化」があるのです。日本語日本文化専攻では、「地域の伝統文化を体験する」「小説の舞台となっている岐阜の地を訪れる」「岐阜の方言を調査する」等のフィールドワークを行うとともに、日本文化・文学、日本語、さらに「外国語としての日本語」についての学びを深めます。今、日本語日本文化を専攻することは、単に語を学ぶだけでなく、自身が育った日本の、豊かな文化を深く理解することを意味します。日本語日本文化の知識は、多様化する現代のキャリア形成において新たな価値を創造する人材として不可欠です。
多文化共生の時代、日本語・日本文化の発信が急務
歴史や地理を学ぶことは、「時間」と「空間」の大きな連続性を学ぶこと。今、目の前にあるものの背景にあるさまざまば出来事を学ぶことで、未来を考え、前進する力を養います。
AIや仮想空間の新しい議論は「人間とは何か」という問いにつながります。そのヒントは、未来に目を向けるだけでなく人間が積み重ねてきた知恵の蓄積、すなわち歴史と文化にこそあります。新しい技術の時代には、歴史学と地理学の知見が必要とされています。キャリア形成のため、現実社会を生き抜くための専門性になります。史地理専攻では、歴史学と地理学の二つの学問分野を中心に学んでいきます。歴史学では、さまざまな史資料に基づいて東海地方や日本、さらには世界の国々や地域の歴史について理解を深めます。地理学では、特定の場所や空間に焦点を当て、人間の生活や活動について考察します。このように、歴史地理専攻では現代社会と人間について、時間と空間とのかかわりか学ぶことができます。
歴史地理の力で人間を知る。未来を考え、前進する力を養う。
IoTから最先端ビジネスまで社会のしくみをまるごと学び、自らの新たな可能性・価値を見出す
「経済」は世の中のしくみ、「経営」は会社のしくみ、「情報」は情報技術のしくみを学びます。れら3つの領域を統合的に学ぶことで、生活や仕事に欠かすことのできないしくみが理解でき、中から将来にわたり、自身の夢を実現するための力を身に付けられます。
人の一生に関わるすべての領域を学び、各領域における看護の専門性と人に寄り添う看護観を養う