実践女子大学の学部・学科一覧
文学部
文学作品の研究を通して豊かな感性と表現力を身につけます。上代から近・現代文学、マンガなどのサブカルチャーまで幅広い領域を扱います。さまざまな時代の文学を読みこみ、作家の生き方に触れることで、時代背景や文化を理解します。思索を深め、結論をまとめ上げる力、自分の想いを美しい日本語で表現できる文章力を養成します。また、日本語教員の育成にも力を入れており、「日本語教員養成課程修了」も取得できます。
2024年度から新カリキュラムがスタート。英語に加え、「ジェンダー表象」「グローバル英語圏文化」「言語学」の3領域を学びます。「ジェンダー表象」では、さまざまな文化事象をジェンダーの視点から分折・考察し、「グローバル英語圏文化」では、英語圏における文化事象の分析から、国際社会への理解を深めます。「言語学」では、言語の成り立ち、構造や杜会と言語のかかわりを考察します。英語の語学力アップを目指しながら、学生の関心に応じて、幅広い知識や技能を身につけることができるようになっています。
美学・美術史学とは美や美術作品や作品の歴史について研究する学問です。日本・西洋・アジアなどを中心とした幅広い地域と時代を対象に、絵画や彫刻を中心に、デザイン、工芸など、多彩な分野を学びます。フィールドワークを多く取り入れ、美術作品に触れることを大切にしています。教職関連実技科目では創作を学ぶこともできます。古今東西の美術作品に親しみ、一人ひとりが多様な価値観を育み、言語化して伝える力を養います。
人間社会学部
※人間社会学部は学部一括募集となります。1年次は学部に所属し、2年進級時に学科選択をします。
「社会学系」「心理学系」「地域・文化系」の3系統を軸に、現代社会のあらゆる問題をテーマに、社会や心理、経済、経営、情報、言語など、幅広い視点から研究を進めていきます。 1年次に幅広く、各分野の基礎を学び、2年次から学生の興味に応じて、学科を選択します。 ディスカッションを多く取り入れることでコミュニケーション能力を育み、人と人との関わりを軸に自分らしく生きるための力を身につけます。
「経営・マーケティング系」「社会フレーム系」「グローバル社会系」の3系統を軸に、私たちが生きる現代社会についての知識や、企業組織を理解するための専門的知識、企業内の人事管理やリーダーシップ、異文化コミュニケーションなどを学び、社会や企業について多角的に考察していきます。 そのなかで、物事を自ら考え分析し、社会で起こる問題を解決に導くための能力を育みます。
「共創デザイン系」「ソーシャル・データサイエンス系」「メディア・イノベーション系」の3系統を軸に、社会・ビジネスの課題解決のための創造的思考法である「デザイン思考」をはじめ、データ・AIの活かし方、多様な人々と新しい価値を生み出す共創の仕方、変化するメディアの活用などを学びます。文系ならではの視点・コミュニケーション力を用いてデータを解釈し、社会のさまざまな課題を解決できる人材を育成します。
国際学部
入学時から外国人と日本人講師が週に2回交互に行うレベル別授業で、徹底的に英語運用能力を鍛えます。そして、2年次後期には全員必修の「海外留学」を経験するとともに「異文化」に触れながらグローバルの視野を磨きます。国際人として必要な教養を「国際文化」「日本文化」「地域・観光」「言語・コミュニケーション」の4つの分野から身につけ、国内・海外インターンシップで「実践現場で使える英語」を身につけていきます。卒業後は、外国と日本との懸け橋となるような人材として活躍を望んでいます。
食科学部(仮称)※2026年4月設置構想中
※学部学科の内容は構想中のため変更になる可能性がございます。
食デザイン専攻(仮称):定員75名 健康栄養専攻(仮称):定員40名
115名食科学科(仮称)では、食に関する基本知識をベースに多角的に活躍できる人材を目指して、2つの専攻を設置します。未来の「食」を担う新たなスペシャリストやジェネラリストを育成します。
豊富な実習と実験で栄養管理のプロフェッショナルにふさわしい知識と技能を養い、チームワーク力、マネジメント能力を身につけます。また、国内外の企業との連携、語学留学や米国での栄養学演習などで幅広い視野を育てます。
環境デザイン学部
建築・住環境デザイン分野/プロダクト・インテリア分野/アパレル・ファッション分野/総合デザイン分野
81名建築・住環境、インテリア、プロダクト、コミュニティ、アパレル・ファッション、情報・視覚など、幅広いデザイン領域を網羅し、創造社会において活躍できるデサインスキルと自ら環境を創りだそうと考えるテザインマインドを身につけた人材の育成を目指します。カリキュラムはコース制ではなく、それぞれのデザイン領域は興味に応じて自由に履修可能。幅広く学びながら、少しずつ自分の興味・関心を絞り込むレイトスペシャライゼーションに対応しています。複数の領域を組み合わせて学ぶことで提案力や表現力がつき、オリジナルのスキルを修得。将来の可能性を広げます。
生活科学部
生活心理専攻:定員40名 幼児保育専攻:定員45名
85名生活文化とは社会の影響によって変容する「人の生活のありよう」です。それを形作り、人が生活する社会の源になるのが、「人の生涯発達」です。 生活文化学科では、人の生活生涯発達について、生活・家族・保育・教育・心理・健康といった領域を生活心理専攻、幼児保育専攻の2専攻で学びます。
心理学を学び、身近な生活のなかで感じる疑問について考えることで、多様な進路を可能にする専門性とスキルを身につけます。また、さまざまなフィールドでの実習で経験を重ね、人が生活する社会、家族、健康について心理学の視点から、子どもから大人までの幅広いライフステージを対象として探求します。
保育・幼児教育・児童福祉について専門的に学び、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭の資格取得を目指します。また、生活心理専攻の授業を履修することで教育現場で求められる心理学も学ぶことができます。 ボランティアや地域活動などに参加して、子どもと積極的に接することを好む学生が多いのが本専攻の特徴です。
現代の「生活」を考えるコンセプト「環境」「メディア」「自立」を軸に、現代社会が直面する課題について理解を深めます。今後めざすべき社会の姿をイメージする洞察力、それをかたちにするメディアの技術を身につけ、理論と社会をつなぐ総合型学習を通じて、実践力のある女性を社会に送り出します。