目指すきっかけ
サッカーをしている弟が試合で鎖骨を骨折し、リハビリすることになりました。私はこの時、初めて
リハビリに携わる職業に出会ったのですが、とても気になり、インターネットで調べるように。する
とリハビリに携わる職業には理学療法士と作業療法士があり、それぞれ役割が異なることが分かりま
した。理学療法士は器具を使わずに治療する徒手療法を行ったり、歩行動作などの基本的な動作がで
きるようサポートしたりする職業で、作業療法士は心身に障害を持つ方に対して着替えやトイレ、家
事や仕事、趣味などの日常生活を通じて自立した生活を送れるよう、器具などを使ってサポートする
職業だということを知りました。両方を理解した上で、私は作業療法士の仕事に魅力を感じ、人助け
ができる作業療法士になりたいとこの職種を選びました。
大阪保健医療大学に入学を決めたきっかけ
他の大学にはない「フォロー制度」があることがOHSUを選んだ一番の理由です。「フォロー制度」
とはテストで60点未満だった科目の講義を受けなければならないもので、テストが終わった翌週など
に「フォロー授業」が設けられています。「フォロー制度」があることで自分の苦手分野を集中して
学習でき、内容を理解することができますし、「フォロー授業」を受けないようテスト前に集中して
勉強に取り組む姿勢にもつながります。また、「クォーター制度」もOHSUに入学を決めた理由の-
つです。前期後期の2学期制の大学がほとんどですが、本学は4学期制なので1回のテストの負担を減らすことが可能。
そのため1教科の勉強時間をより多く取ることができ、効率よく勉強できるのも魅力です。
学校生活の中で最も楽しいこと、充実していると実感すること
学校生活ではクラスメイトとのコミュニケーションが最も楽しい時間です。友達とたわいない会話を
して笑っている時間が本当に楽しく、これがあるおかげで充実した学校生活を送れていると感じま
す。また、勉強面でも友達の存在はとても大きく、解剖学・生理学・運動学など内容が難しい授業は
一人で勉強するだけでなく、クラスメイトと休み時間や授業のない空き時間に問題を出し合ったり、
分からないところを聞き合ったりして、お互いに勉強の理解を深め合っています。
一番のオススメ授業と、その理由
一番のオススメ授業は、1年生で学んだ「解剖学基礎演習」です。この授業は骨や筋肉の名前、筋肉
の起始・停止・作用・神経について学び、覚える授業です。教科書や資料を見て覚えるだけでなく、
実際に自分の体やクラスメイトの体を使って筋肉の場所を確認したり、骨模型を使って骨や筋肉の場
所を把握したりします。実際の体や骨模型を使って覚えることで、教科書や資料だけを見て覚えるよ
りも効率よく理解できるのでオススメです。また、この授業を担当する寺村先生と渡部先生は、分か
らないことがあれば理解できるまでとても丁寧に教えてくださいます。その際も自分の体や骨模型を
使って教えてくださるので、とても分かりやすく学ぶことができます。
どんな作業療法士を目指すか
私は将来、病院で働き、身体障がい領域に携わりたいと考えています。そのきっかけになったのが1
年次の臨床見学実習です。この時、病気や事故などで身体に障がいを持った方をサポートする身体障
がい領域の作業療法士(バイザー:実習指導者) の仕事ぶりを見て、この領域に携わりたいと強く思
いました。なぜなら、臨床見学実習という限られた時間の中で対象者の方の「できること」がどんどん
増えていく様子を見て、やりがいがあると実感したからです。これからもOHSUで学び、学んだこと
を臨床で活かし、将来は高い知識や技術、そして患者さんから信頼される人間性を併せ持つ作業療法
士になりたいと思っています。