小林 瑠花さん(群馬県・渋川女子高等学校出身)
理想的な成分の開発から化粧品を見つめたい。 新たなスタートはいま、ここから。
理想の化粧品をつくりたくて応用化学専攻を選択しましたが、学ぶにつれ、既存の材料を組み合わせるよりも、成分そのものを開発したいという思いが強くなりました。
それほどまでに2年次からは専門知識や実験内容が深化しているのですが、とくに実験レベルが上がりましたね。なかでもレポート課題は、実験結果の考察に始まり、複数の参考文献を組み合わせて答えを導くもの、物理化学系など幅広い分野に関係するものもあり、時には仲間たちと「総力戦だ!」なんて言いながら、分からない点を教え合い、力を合わせて乗り切っています。興味深いのは、同じテーマでも生物系、化学系の授業でとらえ方が違うんです。立ち位置によって見方が変わる。物事は常に多面的で、それは生物や環境問題も重なることなので、視野を広げる必要性を感じています。
プライベートでは、いまドライブがマイブームなんです。友人に誘われて行ったドライブが本当に楽しくて。大学生活が180度変わりました。実は第一志望校の受験に失敗したことを引きずり、勉強とアルバイトに打ち込むことで、自分を誤魔化していた所があったんです。けれど綺麗な景色と開放感が、「学生の時にしかできないことがある」「未来はまだ決まっていない」と気づかせてくれた。
いま、毎日がとても新鮮で、かけがえのない時間の大切さをあらためて実感しています。