本多 菖
作業療法士を志したきっかけ
私には二人の姉がいて、それぞれ理学療法士と看護師をしています。
その二人の姉の背中を見ていたので、自然と私も医療業界に興味を持っていました。
「作業療法士になりたい!」と思った決定的な出来事は、高校2年生の時です。
高校の職業体験で、病院で実際にリハビリが行われている様子を見学した時に、作業療法士の先生が脳性麻痺の子どもに対して「輪投げ」で遊びながらリハビリをしていました。
私は輪投げのような遊びがリハビリになることに感動し、帰ってから作業療法についてたくさん調べました。
輪投げなどのレクリエーションの他にも、手芸やフラワーアレンジメントなどもリハビリになることを知り、遊びや楽しさという要素をリハビリに取り入れている作業療法士がとてもかっこよく思え、作業療法士を志しました。
園芸療法
大学の関連施設で実習を行ったことがとても印象的でした。
利用者の方に私たちが考えたプログラムを実施したとき、すごく楽しそうに取り組んで頂けてとてもやりがいを感じました。
そのほかにも、野菜を育てたり、その育てた野菜を食べたり、クリスマスやお正月の飾りを作ったり、園芸に関わることすべてが身体や心のリハビリに繋がっているということを体験しながら学びました。
面白い授業と難しい授業
解剖学で神経の名称を覚えるのがとても大変でした。
神経は自分の体に置き換えて想像するのがとても難しくてなかなか覚えることができず、難しかったです。
同じ解剖学ですが、筋肉の名称を覚えるのはとても楽しかったです。
骨格標本模型を使って、この筋肉はどこにあって、どんな動きをするのかを学びました。
友達や自分の体を動かしながら覚えていくと、構造が立体的に把握できてすごく勉強になりました。