川崎 清史
学長
学長
多様なビジョンに寄り添うことで、社会に資する大学へ
明治初期。近代化に向けた変化の中にあっても、当時の日本社会は、女性の高等教育に対し非常に消極的でした。そんな折、日本の女子教育機関の先駆けとして創立された同志社女子大学。
本学は2026年に、150周年という大きな節目を迎えます。
性別をはじめとした枠組みから解き放たれ、一人ひとりが自分らしい自己実現の形を追い求めていく現代において、大学が果たすべき使命とは何なのか。私は、学生が持つ多様なビジョンに応えることこそが、本学の存在意義になっていくと考えています。
自分の特性や熱意を発揮できる分野で活躍したい。キャリアアップを重ね、人々を導く存在になりたい。仕事と自分の人生、双方をバランス良く充実させたい。未来に向けたビジョンは、学生の数だけ多種多様です。創立時から変わらない「一人ひとりに向き合う」という姿勢で、学生のビジョンに寄り添うこと。実現に役立つスキルや知識、体験の機会、惜しみないサポートを提供すること。同志社女子大学はそうやって150年のその先も、多様な想い、多様ならしさを生かして社会に貢献できる、そんな人物を育て続けていきます。