ドイツ学科では、優れたドイツ語運用能力を獲得するとともに、ドイツ語圏の社会や文化について幅広い知識と理解・判断力を身につけることができます。そのためのカリキュラムの特色として以下のことが挙げられます。まず、1年次で週6コマ(1コマ100分)あるドイツ語の授業は、実践的なコミュニケーション能力を身につけるのみならず、自ら考え、他者と協力しながら学ぶ方法を体得できる内容になっています。1年間基礎を身につけたのちの2年次には「海外フィールドワーク」が実施されます。ドイツ語圏で約1ヶ月間の言語研修に参加すると同時に、現地で様々なフィールドワークを行います。さらに、特色ある授業「ドイツ語演劇研究」では、実際に劇を演じることで、ドイツ語の表現力を高めます。そのほかにも、講義や演習を通して、ドイツ語圏についての幅広い学びが可能です。3年次からは専門のゼミに所属し、自ら選んだドイツ語圏に関する研究テーマに取り組みます。最終年次には卒業論文としてその研究成果をまとめます。
<学びの体系>
◆ドイツ文化専攻
異文化コミュニケーション、言語教育、言語政策、通訳・翻訳論などの応用言語学・社会言語学関連のテーマに加え、オーストリアやスイスを含むドイツ語圏の文学、思想、芸術、文化全般について、ドイツ語の資料を用いて研究を行います。本専攻では、学科科目を通してドイツ語圏の言語・文化について多面的に学び、ゼミでこれらの分野についての知見を更に深めます。
◆ドイツ社会専攻
ドイツ語圏の政治、経済、歴史、社会全般について、ドイツ語の資料を用いて、またドイツ語を資料収集の手段として研究を行います。ドイツを含むヨーロッパの歴史、近現代における移民問題、環境・エネルギー政策、マイノリティ迫害と人権問題、ナチスと戦後補償問題など、ドイツ語圏の社会に関する様々な問題がテーマです。
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5/22更新
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