2007年3月
(株)童夢カーボンマジック
学生時代で一番思い出に残っていることは、2年次の夏に全日本学生フォーミュラ選手権大会出場を目指し、ものつくり大学学生フォーミュラプロジェクト(MONORACING)の立ち上げに参加したことです。
プロジェクト始動後は、フォーミュラカーの設計に関わりました。学生フォーミュラ選手権大会は、フォーミュラスタイルの小型レーシングカーを、学生がチームを組んで企画・設計・製作したものを持ち寄り、走行性能だけでなく、車両コンセプト・設計・コスト審査など、ものづくりの総合力を競う大会です。この経験を通じて、一緒の目的に向かって、仲間とのコミュニケーションや仲間とのつながりの大切さを学びました。
将来はモータースポーツに関わりたいと考え、3年次にレーシングカーのパーツを製作する会社で長期インターンシップを行いました。
就職先は、レーシングカーなどカーボンに関する部分の開発製造を行っている会社で、就職して2年目になります。
現在は管理部に所属し、製造工程のスケジュール管理等に携わっています。この仕事はすべての状況を把握していなければできません。また、例えば、当然のことですがレースに絶対に間に合わせなければいけませんし、また、急な依頼にも対応しなければなりません。
会社に入っての喜びは、フランスで開催されるル・マン24時間耐久レースといった大きなプロジェクトに関われたことです。学生時代を振り返ってみて、皆さんにも、何か一つのことに打ち込んでほしいと思います。そのためにはしっかり授業等で勉強をすることによって、基礎をしっかりすることが大事です。また、中途半端な気持ちではなく取り組んでほしいです。そうすれば、得られるものも大きいはずです。
みなさん、頑張ってください。